和泉小学校で児童と地域住民らによる防災訓練が9月5日、同校グラウンドなどで行われた。
同校地域防災拠点運営委員会(辛島靖博運営委員長)と消防署、地域ボランティアなどの協力により、毎年開催されているもので、今年は、子どもから高齢者まで750人が参加。安否確認や避難者の点呼を行った後、学年や地区ごとに分かれて複数の訓練や施設見学を体験した。AED(自動体外式除細動器)のブースでは、人形を使って意識と呼吸の確認、AEDでの電気ショック、人工呼吸と胸骨圧迫を練習。「何度かやっているからできると思う」と慣れた手つきで進める参加者の姿も見られた。
消防団による軽可搬ポンプの訓練ブースでは、大人がエンジンを始動させ、児童がホースを使って放水を体験した。見学していた児童や保護者からは大きな歓声が沸いていた。その他にも煙体験や担架訓練、仮設トイレの組み立ての説明、一度に10kgの米が炊ける炊飯器を使ったおにぎり作りなども行われた。児童が手を挙げ、積極的に質問する様子も見られた。
辛島運営委員長は「この地域は住民が積極的で毎年多くの人が参加してくれている」と笑顔を見せ、AEDの指導をした乾英昭さんは「訓練は1回では忘れがち。何度も行うことが大切」と話していた。
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