渡辺実優さん(中田中3年)と市川莞大さん(泉が丘中1年)の2人が米・サンディエゴで開かれたヒップホップダンスの世界大会(8月4〜9日)でメダルを獲得し、9月8日に泉区役所で下村区長に報告した。
2人が出場した「WORLD HIPHOP DANCE CHAMPIONSHIP」にはおよそ50カ国から代表チームが出場。大会は、年齢と編成でジュニア、バーシティー、アダルト、メガクルーの4部門に分けられ戦いが繰り広げられた。渡辺さんはチーム「KANA―BOON!」の一員としてバーシティー部門に出場。61チームによる激戦を勝ち抜き、見事ワールドチャンピオンの座を勝ち取った。予選から準決勝まではフィリピンのチームに次いで2位の成績だったが、6チームによる決勝を「準決勝までとは気持ちを切り替えて臨んだ。最後の最後に勝つことができ、嬉しかったです」と笑顔で振り返った。
市川さんは「NEXT Jr.」の一員としてジュニア部門に出場。36チームの中で準優勝に輝いた。市川さんは「世界大会は初めてだったので不安な部分もあったが、チーム内でお互いの気持ちを高め合い、この結果が残せてうれしいです」と喜びを露わにした。
基本徹底でつかんだ栄冠
同大会の演技時間はそれぞれ2分と1分半。音楽性やシンクロ、動きの難度や完成度といった技術点と創造性やバランスなどといった芸術点の2面からジャッジされ得点が決まる。激しい動きを続ける体力も欠かせない要素だ。
2人が所属するStudio HANAの深澤きよ美さんは「現地でも暇さえあれば振り付けの動きを確認するなど、2人とも、とにかく練習熱心。それでいて基本に忠実。そうした努力が結果につながったと思う」と話した。
2人の来庁を拍手と花束で迎えた下村直泉区長は「泉区の中学生のお2人が世界の舞台で活躍し、好成績を収められたことをとても嬉しく思います。また練習に励んで、ぜひ来年もいい報告を聞かせて下さい」と健闘をたたえた。
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