地域課題への解決に向け取り組む「泉区地域協議会」(北原勉会長)の第1回定例会が5月26日に区役所で開かれた。協議会は今年1月から取り組んできた事業評価の結果を下村直区長に報告。区長からは今年度の検討テーマが示された。
地域協議会は区民の意見を区政に反映する枠組みとして2009年にスタート。1期2年で区内12地区から2人ずつが委員として委嘱されている。位置づけは区長の私的諮問機関で、主な役割は【1】諮問答申【2】事業評価【3】地域課題の解決に向けた情報交換となっている。
今年度、区長が協議会に対し、検討課題として示したテーマは「泉区の地域活動がこれからも継続されていくために」。現在、泉区では各種地域活動の主体の多くが60歳代から70歳代。若い世代は地域活動に興味はあるが、仕事や子育てがあり、時間が持てないという声が多いという。
下村区長は「10年後以降も地域において現在のような熱心な活動が維持されていくためには、次の年代へバトンが渡っていくことが不可欠」とその趣旨を説明し、検討を依頼。これに対し北原会長は「地域でも同じ考えを持っている人が多い。行政や地域はどのような取り組みを行うべきか検討を進め、具体的な形でお示ししたい」と述べた。
協議会は今後、毎月1回の部会を開き、課題について協議。9月に意見書を取りまとめ提出する予定。
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