首都高速道路(株)は9月15日、2017年3月に開通する横浜北線の横浜北トンネルを報道陣向けに公開した。横羽線と大黒線の生麦ジャンクション(JCT)から第三京浜の横浜港北JCTをつなぐ約8・2Kmの横浜北線は、全線の約7割がトンネルで約5・9Kmに及ぶ。2001年から工事が始まり、家屋の移転を少なくし、周辺環境を保全するため地中をモグラのように掘り進むシールドマシンによって建設が進められてきた。
トンネル区間の大部分は、通常時に車両が走行する車道部と緊急時に避難する道路下安全空間の2層構造になり、車道部と道路下安全空間をつなぐ施設として首都高では初となる、すべり台式避難方法を採用している。出入口は新横浜、馬場、岸谷生麦に建設し、馬場出入口は2017年3月の開通には間に合わないという。
工事の経過説明をした同社の寺山徹神奈川建設局長は、「ネットワークが拡大し、新横浜と本牧ふ頭まで10分、新横浜駅から羽田空港も10分短縮される」とアクセス向上をピーアールし、「地域の方、関係機関の協力で完成の目途が立ったが、工事は何があるかわからない。安全に確実に進めていきたい」と話した。
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