4月から泉区長に就任した 額田 樹子さん 港南区在住 58歳
よりよい街へ全力ラン
○…「都心などへのアクセスが便利で水と緑にも恵まれている。まさに魅力あふれる地域です」とにこやか。今後、ゆめが丘の街づくりや相鉄線の東京方面への直通工事が進んでいけば、泉区は「一層、いい街になる」と確信している。区制30周年を終え、新たな一歩を踏み出した泉区で、自身の役割の中心に据えるのは「区役所の顔となり、元気ある泉区づくり。そして、職員の働きやすい環境づくりに努めること」。すっと伸びた背筋、よどみのない語り口が印象的だ。
○…1982年、初の女性土木職として横浜市に入庁。大学で都市計画を専攻し、卒業後は公務員と決めていた。ちょうど、横浜市の新たなまちづくりの事業展開が加速し始めた頃。大都市・横浜の未来を思うとき心が躍り「横浜だろうなと思った」と振り返る。以後、都市整備局、道路局を中心に、主にまちづくりの仕事に従事してきた。泉区にもEバスの運行などで足を運んでいる。
○…特に印象に残っている仕事の一つに、地域交通サポート事業の立ち上げがある。もとは、バス停や鉄道駅までの徒歩移動が困難なエリアにおける交通施策の一手だったが、協議を重ね実験運行へたどり着いても、利用者数や収支の面で課題も多かった。そこで生まれたのが、地域の主体的な取り組みを基本とした枠組み。高齢化の進展が著しい中、地域事情に適した交通サービスとして今後も期待している。
○…「運動は得意じゃない」と言いつつも、誘われれば断らない。3年前に妹の勧めで始めたのはマラソンだ。すぐにウェアやシューズを揃え、練習開始。ハーフは2時間15分台で走ったことも。今年10月の横浜マラソンもすでにエントリー済み。あとは抽選突破を願って、運を天に任せるのみ。区民マラソンなど、泉区のイベントでも走る姿が見られますかの問いには「うーん、どうでしょう」とほほ笑んだ。
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