70センチ以上はあろうかというヒョウタンにメジャーを当てるのは「かながわひょうたん愛好会」の及川正会長(82)=写真。毎年7月中旬ころになると、自身の農園で大小10種類、300個近くのヒョウタンが収穫のピークを迎える。「ヒョウタンは夏の風物詩。毎朝、メジャーで大きさを測っているのです」
50代のころから栽培を始めた。「くびれの魅力に惹かれてね」。約30年の間、毎年、種まきや畑の土づくりから収穫に至るまで、すべて自分で行ってきた。自宅には自慢の作品がずらりと並ぶ。収穫後、中身を取り出した後は漆を塗ったり絵を描いたり、彫刻まで手掛けながら世界で一つの作品を生み出す。技術は書籍などから独学で学んだ。
長年の経験を持ってしても「良いものはなかなかできない。満足いくものは10年に1回あるかないか。だからこそやめられない」。同会は毎年作品展を開催。今年は8月7日(月)から9日(水)まで、区役所1階で行われる工芸展に出品予定だ。
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