泉区の社会福祉法人や施設等が地域貢献の一環として、高齢者の移動等の支援をする「泉サポートプロジェクト」を立ち上げた。約30団体が加盟し、9月より本格始動する。
同プロジェクトは特別養護老人ホーム「天王森の郷」の鈴木啓正理事長を中心に発足。社会福祉法人、特養などからなる。各施設で人手不足は共通の課題だが「今できることは何か」と考えていたとき、社会福祉法の一部改正があり地域支援に力を入れる動きが活発になったことが立ち上げのきっかけだという。
具体的な支援は区社協やケアプラに配置されている生活支援コーディネーターから要望を聞き取り。「移動手段がないことで困っている高齢者が多い」ことが分かった。そこで試験的に、昨年の10月から、同施設が高齢者サロンへの送迎支援を開始。利用対象は「高齢や病気などを理由に外出が困難になった人」。支援を開始してからは参加者は右肩上がりだ。
今後は、送迎の利用者の生の声を参考に「ちょっとした」困りごとの支援をしたり、地区社協と情報を交換して見守り等の取り組みを広めていく予定。鈴木理事長は「最初の一歩にすぎません。無理をせず、長く続けることが大切」と話した。
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