区政に地域住民の考えを反映させる枠組み「泉区地域協議会」の第1回定例会が5月23日、泉区役所で開かれた。区長は「一層の自治推進のために」と、過去10年の活動の総点検と仕組みの検証を同会に依頼した。
泉区地域協議会は2009年にスタートした地域自治の取り組みだ。委員は1期2年で、区内12地区から地区経営委員会の推薦を受けた2人ずつが委嘱されている。会の位置づけは区長の私的諮問機関で、諮問答申、事業評価、地域課題の解決に向けた情報交換が主となっている。
泉区の地域自治の取り組みは、この地域協議会と連合自治会町内会の区域を単位としている地区経営委員会、そして泉区役所の3者を中心に進められてきた。
地区経営委員会が地域における課題の発見と整理・実践を担うのに対し、地域協議会は区政運営や事業に意見するとともに、地域課題の意見交換を行い、各地区経営委員会の活動に反映させるのが役割。区役所は整理された地域課題について適切な支援を行うほか、区の施策や事業については区政に意見を反映させながら進めてきた。
この日は第6期のスタート日で役員選出と額田樹子区長からの課題検討依頼が主な議題。額田区長は会のこれまでの活動に感謝した上で、「今後一層の地域自治の推進に結びつけていくためにも、10年の振り返りとこれからのあり方を検討してほしい」と依頼。依頼書を受け取った松浦紀明会長は「役割を理解し、さらに良くしていけるよう努力したい」と述べた。会は今後、グループに分かれて活動振り返りを重ね、12月に意見書を提出する予定。
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