泉区の秋の風物詩「横浜いずみ歌舞伎」公演が10月19・20日に泉区民文化センターテアトルフォンテで開かれた。例年、公演で使用してきた泉公会堂が改修工事中のため、初回以来となる同館での開催だったが、工夫された演出で会場を盛り上げた。
歌舞伎公演は、区制10周年の記念事業の一環として1996年に始まり、今年で24回目。区民手作りの本格歌舞伎として親しまれている。
今年の会場は初回以来となるテアトルフォンテ。保存会では昨年の公演終了直後から「収容人数が公会堂の約半分」、「花道を作ることができない」、「控室が少ない」といった違いを確認し、演目の工夫による準備を進めていた。
今年は「菅原伝授手習鑑 寺子屋」と「芝居前泉賑」が演じられたほか、岡津太鼓が友情出演。客席が近い分、大向うもよく響き、会場を沸かせた。また、客席からの登場や客席への退場といった演出も訪れた人たちを楽しませた。
横浜いずみ歌舞伎保存会の馬場勝己会長は「満席の会場で演じることができて、出演者も大変気持ちが乗っていた。みなさんに心から感謝したいです」と話した。
泉区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|