4月から資源循環局泉事務所の新所長を務める 中盛 敦司さん 和泉町在勤 52歳
何事も対話重視
○…「エッセンシャルワーカー」として必要不可欠なごみの収集業務。泉区内で家庭ごみや資源物の収集運搬業務を担う資源循環局泉事務所の所長に今月就任した。実は20数年前、市職員として初めて勤務したのも同事務所。20年ぶりの泉区の変貌ぶりに驚きつつ「市職員として自分が育った場所。恩返ししたい気持ちはある」と話す。
○…区内のごみ収集を担うのは40人以上の作業員と、17台の収集車両。コロナ下の今は衛生的な生活環境の提供継続のため、作業員の安全に意識を傾ける。「感染拡大を防ぐためにビニール袋を二重にしてのごみ出しや、出来れば空気を抜いて出してほしい。皆さんの工夫で職員の感染拡大防止にご協力いただきたい」と訴える。「3R」の推進や食品ロスの抑制啓発なども業務の一つ。地区社協との連携などをこれまでも進めてきた。
○…奈良県出身。就職を機に上京し、コンピュータ系の会社でカスタムエンジニアとして金融系のシステム設置などを担当した。「人とかかわる仕事がしたい」と横浜市役所に奉職。初任地の泉区では、区民からの「ありがとう」の言葉に心が温まった。自身が大事にしているのは対話による協働。「かかわる方たちと一緒にやっていくのが楽しい。対話を重ねて区民の皆さんと出来ることから少しずつ進めていきたい」と話す。
○…戸塚区で妻と娘と暮らす。家でのごみ出しと分別指導は「私の担当ですね」とキッパリ。「たまに紙が混ざっていると『これ違うぞ』と指摘しています」。町内会の役員も20年近く務める。その経験から南区役所勤務時代は区の連合自治会町内会ホームページの改良に着手。地域情報が充実した内容に生まれ変わり、連合町内会長からも好評だった。
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