4月から下和泉地区センターの新館長に就任した 田口 篤之さん 和泉が丘在勤 62歳
区民が楽しめる施設に
○…56歳で市役所を早期退職後、6年ぶりに行政機関で働くことに。「市民対応はずっと30年くらいやっていたので、そこは違和感なくできると思います。イベントなどはまだ難しいが、皆さんが楽しんでいただける施設にしていきたい」とブランクは問題なさそうだ。15人の職員たちには「誰とでも気さくに話せるような明るい職場にしよう」と呼びかけた。
○…今年初めには体育室がリニューアル。現在は中庭を改修中で、芝生とともに利用者が歓談できるスペースを作る予定。この週末は植栽ボランティアや併設のケアプラザ職員と草むしりを行う。「もうしばらくしたら皆さんに開放できる状況ですよ」と話す。今はバラやパンジー、ネモフィラなどが見ごろを迎えているが、今後は季節に合わせて花も植え替えていく予定で「今年の売りは中庭ですね」と笑顔を見せる。
○…26歳で横浜市役所に奉職。資源循環局での仕事を多く担当した。泉事務所にも副所長として在籍。東日本大震災発生直後には仙台市に災害ごみの処理支援に行き、まだ行方不明者の捜索が続く被災地でごみ収集を手伝った。サッカーワールドカップ開催の年には市内の放置自動車撤去推進を担当。骨の折れる業務を多く務めた。
○…家族の介護のために早期退職後、一時期は娘とカフェバーを開いていたことも。料理は娘が行い、自身はドリンクを担当。「もともと自分でコーヒーを淹れたり簡単な料理をするのは好きでしたが、いざやってみると重労働で大変でした」と当時を振り返る。休みの日は愛車のビンテージバイクで近場を走るのが日課。地区センターにも長後の自宅からバイクで通勤中で、駐輪場にはサイドバッグ付きのお洒落な一台が停まっていた。
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