21日に任期満了を迎える衆議院議員。岸田文雄首相は14日解散、19日公示、31日投開票を表明している。神奈川5区(戸塚区・泉区・瀬谷区)からは、現職の自由民主党・坂井学、現職の立憲民主党・山崎誠の2氏が出馬を表明。事前の予想通り、一騎打ちの公算が大きい。【10月11日起筆】
岸田首相は、4日に開いた新内閣発足後の記者会見の場で衆院選の日程を提示。有力視されていた日程から1週間前倒しされたことから、驚きを持って迎えられた。
5期目を狙う
坂井学氏(56)は、05年に衆院選に初当選。12、14、17年と小選挙区で連続勝利し、現在4期目。総務・内閣府副大臣、財務副大臣、内閣官房副長官などを歴任した。現在は党横浜市連会長などを務める。
坂井氏は「新型コロナ感染症に壊された『日常』を取り戻すために、ワクチン、治療薬、PCR検査、病床確保を拡充させ、コロナと共存する社会をつくり、経済活動を再開する」とし、「同時に、週休3日制や2拠点居住人材の送り込みなどにより、社会の流動化を進め、各地域から活力が湧き出してくる日本を目指す」と話す。
小選挙区に挑む
山崎誠氏(58)は、横浜市会議員を経て、09年民主党比例南関東ブロックから衆院選に初当選。17年立民党比例東北ブロックで当選後、5区総支部長。現在2期目。東日本大震災復興特別委員会理事などを務める。
山崎氏は「自公政権からは、自分だけ、今さえ良ければ、という姿勢を強く感じてきた。父の『人のために働け』との言葉を胸に刻み『人に、ささげる』を自身の信念として訴えたい」とし、「感染症から『日常』を取り戻すため、エネルギーから、環境、社会、産業、さらに日本を変えるため、力を尽くしていきたい」と語る。
前回投票率51・97%
前回の衆院選5区投票率は51・97%。戸塚区52・69%、泉区52・88%、瀬谷区49・22%だった。
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