泉区社会福祉協議会の新会長に就任した 貝沼 貞夫さん 緑園在住 70歳
真面目に、誠実に
○…昨年12月23日付で泉区社会福祉協議会の新会長に就任した。もともと横浜市職員として40年近く働き、最後は泉区役所で定年を迎えた。「お世話になった横浜市の外郭団体に少しでも恩返しができたら」と抱負を語る。今年度から第4期がスタートした泉区地域福祉保健計画の推進もテーマの一つ。「地区別計画の後方支援など、地域の方々や団体の協力を得ながらやっていけたら」と話す。
○…現在は合併して北見市となった、北海道北部の旧端野町の出身。大学受験がうまくいかず、家庭の事情もあり上京して働くことに。ガソリンスタンドや水道工事店で働きながら「親も公務員だと安心するかな」と横浜市職員の試験を受け採用。道路関係の部署を中心に定年まで勤め上げた。市職員時代から心掛けているのが、何事にも「真面目に誠実に」取り組むこと。定年までの2年間勤務した泉区総務課では、東日本大震災直後に帰宅困難者の受け入れや計画停電への備えなどを担った。
○…地元緑園では自治会長を務めて丸3年。妻の親族が近くに住んでいることから、27年前に家を構えた。緑園連合自治会では総務部長を担い、会報誌の編集責任者を務める。「楽しく老後を暮らせる良い街ですね」としつつ、例年実施している花見や餅つきなどの活動が出来ないことに気をもむ日々だ。
○…妻と娘夫婦と孫娘、そして昨年生まれたばかりのヨークシャーテリアとの”6人暮らし”。昨年同じヨーキーとの別れを経験した際は次に飼うべきか迷ったが「いるといいな」という家族の声を受け迎え入れた。「元気が良すぎて困るくらい。散歩デビューはもうすぐかな」と、マスクで隠れた口元が緩んだような気がした。
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