泉区内の介護施設などで高齢者らの話を聴く活動を行う「傾聴ボランティア・モモ」。そのボランティア養成講座が泉ふれあいホームで開かれ、現在13人が受講している。
モモは個人で傾聴ボランティアをしていた有志4人が仲間を募り、2007年に設立。現在会員数は42人にのぼる。19年度は20カ所の施設や病院、個人宅などを515回訪問し、延べ2505人の話に耳を傾けてきた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大防止のため以後は傾聴活動のほとんどを自粛。現在は月例会で課題の検討や外部講師を招いてスキルアップなどを行っている。
自粛が続くものの、モモの会員として傾聴活動を行うために養成講座の受講は必須。「いつ依頼が来ても良いように」と、昨年に続いて今年も開講を決めた。
全4回の講座では会員が講師となり、受講者は傾聴の必要性や基礎などを学習。実習が困難なため、ロールプレイングを充実させた。5月20日に行われた2回目では受講者が聴き手、話し手、観察者に分かれてロールプレイングを行い、それぞれの立場を経験=写真。話し手を体験した人は「話すことで気持ちがすっきりした。もっと話したかった」、聴き手は「途中で質問したい気持ちもあったが押さえて話を聴くことに集中した」などと感想を発表し合った。
三島教子代表は「年によって雰囲気が違うが今年は知識を持っている人もいてレベルが高い。コロナ禍だが会員もみんな前に進むことを考えている」と話した。講座は6月10日に最終回となる。
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