特殊詐欺の被害を未然に防いだとして泉警察署は7月21日、横浜いちょう団地内郵便局の湯浅和彦局長に対して感謝状を贈呈した。
同郵便局では7月8日、高齢の女性が窓口で現金100万円を引き出したいと申し出た。高額だったため湯浅局長が引き出しの理由を尋ねると、女性は息子を名乗る男から電話があったためだと話した。具体的には「横浜駅でかばんを落としたため、仕事で必要なお金が用意できない。300万円用意できないか」という内容で、その間に横浜駅の駅員を名乗る男からも女性に電話があったという。
「典型的な詐欺だ」と感じた湯浅局長はすぐに警察に連絡。駆けつけた警官の説得もあり、女性は被害を免れた。湯浅局長は「息子をなんとか助けたいという思いが強かったようで、説得は容易ではなかった。今回は被害に至らなくてほっとしたが、今後も局員と情報共有して気を引き締めて対応していきたい」と話した。
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