泉警察署は、区内に住む70代の女性が特殊詐欺により現金3650万円とキャッシュカード4枚、クレジットカード1枚をだまし取られたと発表した。
同署によると今月6日、女性宅に刑事課の警察官を名乗る男から「家電量販店であなたのキャッシュカードを不正利用した者を捕まえている。自宅に保管中の現金も偽札とすり替えられている疑いがあるので、訪問する警察官が現金とキャッシュカードを預かる」とうその電話があった。女性は電話で自宅にある現金の額やキャッシュカードの暗証番号を伝えており、その後別の警察官を装って自宅を訪ねてきた男に2回に分けて現金とカードなどを手渡したという。不審に思った女性が自ら110番通報して発覚した。
昨年は秋から増加
泉署管内で今年8月末までに発生した特殊詐欺被害は昨年同時期よりも6件少ない15件。被害額は約2270万円となっている。9月に入り高額な被害が出たことや、昨年は秋から年末にかけて被害が増え、最終的な区内の被害額が1億円を超えたことから、より一層の注意を呼びかけている。
同署では区内に住む70歳以上の人を対象に自宅の固定電話に簡単に設置できる「防犯対策電話録音機」の無償貸し出しを行っている。生活安全課では「録音機を設置している世帯の詐欺被害は今のところ出ていない。ぜひ活用してほしい」としている。
問い合わせは泉警察署生活安全課【電話】045・805・0110へ。
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