富士見が丘連合自治会の会長を務める 八木 勇喜さん 下和泉在住 72歳
人のつながり次世代も
○…「今回の整備でより利便性が増すことになり、嬉しい限り」と第一声。このほど全面開園した「鍋屋の森」。連合自治会では、隣接するいずみ桜広場を秋祭り、どんど焼き、ラジオ体操など集会の場として活用しているだけに喜びもひとしおだ。「これからはこの環境を守り続けるために、わたしたちも汗を流していかねばなりませんね」とにこやか。
○…約2900世帯からなるという富士見が丘連合自治会。面積が広く集会の場所は以前からの課題だった。長年の申請が実り、鍋屋の森が完成した場所は、もともとうっそうとした樹林地帯。今回の整備で地面にも光が入り、安全面も向上したと考えている。人の手が入りすぎた印象もなく、昔ながらの良さも残っているといい、林の中の竹林が特にお気に入りの場所だという。
○…福島県出身。「話を聞けばわかるだろう」という言葉に飾らない人柄が滲む。高校卒業後に、就職のため川崎へ。40年ほど前にマイホームの地に選んだのが泉区だった。「山あり、川ありで交通の便もよい。すぐに気に入ってね」と振り返る。家を買ったら自治会加入と勧められ、気づけば自身の町内会活動は30年に及ぶ。大変なこともあったが、近所に知り合いが増えていく安心感と仲間が増える喜びが背中を押してきた。
○…昨年度から連合の会長に就任。人のつながりを次世代へとリレーするため、地域課題を考える「みらい塾」をはじめ各所に顔を出し、知恵を絞りだすことに余念がない。「暮らす人がその地域の魅力に気づいてもらえることが第一」と。ここ最近、連合行事で飾る垂れ幕等は自身の手書きが定番。書は全くの自己流だが意外にも好評だった。趣味はカラオケで、十八番は「望郷酒場」。
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