ふれあいの樹林(中田南)の整備活動をする「鯉ヶ久保ふれあいの樹林愛護会」(望月榮会長)がこのほど「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を受賞した。樹林の管理に留まらず山野草の保護・育成で実績をあげている点が評価された。
同賞は花や緑の愛護で大きな功績のあった緑化推進活動の模範としてたたえるもので、今年は全国から106団体が受賞する。副会長の木立常夫さんは「結果が後からついてきただけ。きれいになって地域の人が喜んでくれるだけでやりがいを感じる」と話す。表彰式は5月26日(土)に滋賀県で開かれる「みどり愛護」のつどいの式典内で行われる。
同会は「薄暗い森を皆が集えるような明るい場所にしたい」という想いから1995年に活動を開始。森を切り開き、散歩道を作った。現在は60歳から78歳までの35人が毎月第3土曜に、自由参加で草刈りや清掃をしており、地域の人も積極的に参加しているという。
また近年では花や山草の育成や保護に力を入れている。落ち葉掻きなどで生息場所の温度管理を行い、2015年に107株だった希少種のキンランを昨年には236株まで増やすことに成功している。今後は市の花ヤマユリを広めるのが目標。7・8月の開花に向け、より日当たりのよい場所への植え替えなどを進めている。「今から楽しみで待ちきれないよ」と木立さんは話している。
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