地域の高齢者の見守りと交流促進に向けた活動を行う「居場所の会」(本郷守男会長)がこのほど10周年を迎えた。5月17日には和泉第一町内会館で記念のイベントを開催し、節目を祝った。
式典には町内会の高齢者ら52人が参加。瀬谷相撲甚句会が特別出演し、小気味よい囃子歌で会場を盛り上げた。
会の代表を務める本郷さんはもともと民生委員などを長く務め、地域っ事情に精通していた。活動を通じて感じていたのは、急速に進む高齢化への対応だった。10年前、これからますます進行していくと考えた時、隣近所が協力し合える関係づくりが不可欠で、「まずは地域のコミュニケーションの場を増やそう」と町内会有志とともに会の設立に動きだした。
会では毎週1回、自由参加の交流の場として町内会館を開放。14人の世話役が中心となり、手作りの食事や会話を楽しんでいる。参加者は毎回10人前後だが「少しの時間でも人とのつながりを感じることで、一人ひとりの安心感につながっている」と本郷さん。
よく利用しているという女性は「場所があるから出かけてみようという気になる。ありがたいことです」と話していた。
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