子どもの傷害の予防を目指す「Safety Kids いずみ」が12月、「災害に強い園をつくる」をテーマに、区内の保育園、幼稚園、子育て支援施設の指導者や管理者を対象にした初の研修会を開く。災害対応力の向上につなげたい考え。
同会は区役所で開催された「子どもの事故予防推進ボランティア養成講座」の受講者を中心に2009年4月に発足。講演会やワークショップの企画・実施などを中心に活動している。
今回、災害をテーマにした研修会を企画した背景には、近年続発傾向の自然災害がある。「特に今年は大規模な自然災害が多かった。子どもたちを守るための備えとして何ができるかを考えなければならない」と、代表の太田由紀枝さん。いつ、どこで発生するか分からないからこそ、様ざまな対象に呼びかける必要があるとして、一般向けではなく、幼稚園・保育園や子育て支援施設を対象に研修会を初企画した。
当日は、アメリカ軍基地消防署予防課で23年間の勤務経験をもつ「一般社団法人RISKWATCH」代表の長谷川祐子さんが、地震や豪雨、火災などを中心に、子どもを預かる施設としての考え方などを指導。この他、参加者同士の情報の共有や建物図面を使いながら「避難計画書」の作成・コンサルティングも予定されている。
太田さんは「施設ごとに立地や建物構造などが違い、対策は画一的ではない。情報共有しながら、常にこれまでの備えを見つめなおす意識が必要」と参加をよびかける。
研修会は12月12日(水)、泉ふれあいホームで開かれる。事前申込制で締切は11月22日(木)。
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