神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

地域の資源、重保の墓守る 墓参会有志、月1回の清掃続ける

文化

公開:2022年1月1日

  • LINE
  • hatena
重保墓前で取材に応じた内園さん、坂さん、川浪さん(右から)=写真上=、清掃の様子=同下
重保墓前で取材に応じた内園さん、坂さん、川浪さん(右から)=写真上=、清掃の様子=同下

 「鎌倉殿の13人」には入っていないが、畠山重忠も鎌倉幕府の中で重要な働きをした有力御家人のひとり。今の釜利谷地区は重忠の領地だったため、息子の六郎重保の名を冠する公園や橋が今も残る。白山道六郎ケ谷公園の奥にある「伝畠山重保墓」(釜利谷南1の5)は禅林寺(釜利谷東)の境外墓地で、重保の墓と言われる。子孫や地域住民が草刈りや清掃などを続け、2013年には、横浜市登録地域文化財に登録された。

 12年にはNPO法人金沢文化協会のメンバーを中心に畠山重保公廟所保存会が発足。毎年命日とされる6月22日に顕彰墓参会を実施するほか、歴史講演会なども開催してきた。

 かつては年1、2回の清掃だったが、草が生い茂るのを見かねたメンバーの川浪舎人さんが6年ほど前から1人で月1回の清掃を開始。今では協力者も増え、毎回4、5人が参加するようになったという。毎月第2土曜日の9時30分から清掃を行う。メンバーの坂直孝さんと内園一廣さんも「せっかくの地域資源だから大切にしたい。興味のある方は一緒に守っていきませんか」と呼びかける。

 ほかにも、金沢区には鎌倉幕府に関係する数多くの史跡が。例えば梶原景時に関しては、上総介広常を切った刀を洗ったという「梶原太刀洗水」(朝比奈切通しの近くの鎌倉市十二所)や上総介の墓と言われる上総介塔(朝比奈のバス通り沿い)などがある。大河ドラマをきっかけに、地元の歴史や史跡を辿る散策にでかけてみては。

金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6

神奈川県内のユニークな書店と出版社が集うブックマーケット「本は港」

クリエイティブなまち、ヨコハマに触れる参加型フォーラム

初のアジア制覇を見届けよう。ららぽーと横浜でACL決勝ライブビューイング

横浜F・マリノス

初のアジア制覇を見届けよう。ららぽーと横浜でACL決勝ライブビューイング

5月25日25時キックオフ。チケット販売は18日24時〜

5月18日

ICT活用した子ども見守りサービス導入を横浜市が支援

ICT活用した子ども見守りサービス導入を横浜市が支援

実験結果発表、保育所に補助金も

5月17日

無印良品で横浜市内限定ハンカチを発売、売上は動物園支援に

神奈川県が「防がんMAP」作成

神奈川県が「防がんMAP」作成

検診・治療など項目別に情報整理

5月17日

あっとほーむデスク

  • 5月16日0:00更新

  • 5月2日0:00更新

  • 4月25日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook