作品を手にする小川さん。細部へのこだわりが光る
能見台に住むミニチュア作家・小川佳代子さん（47）が今月、作りためた作品を東京・渋谷で展示販売する。
主婦業の傍ら、シンガーソングライターとしても活動している小川さん。サポートメンバーが多忙のため、楽曲制作を一旦休んだ２年前、ミニチュア製作を思い立った。「小さいときからミニチュアを見るのが好きでした。過去にできなかったことを、やり直したくて」と、当時の心境を語る。
製作はすべて独学。本を見ることもない。粘土やアクリル絵の具など、手芸店や雑貨店などで手に入る身近な素材を使い、手探りで作り始めた。ピンセットを使ったミリ単位の作業に、最初は１つの作品に２週間かかったことも。「納得できるまでこだわって作ってしまうんです」とほほえむ。
作品は、縦10cm、横12cmの木枠に収納。お月見にひな飾り、ハロウィン、クリスマスなど、和洋問わず季節の風物を表現している。徐々に周囲の評価を得るようになり、今では近所の雑貨店などに置いてもらえるようになった。
今回は、「Ｋａｉ工房」名義で東急ハンズ渋谷店７階「ハンズギャラリーマーケット」に出展。期間は４月14日（日）から７月６日（土）までの予定。
小川さんは、「作品を見て、皆さんに和んだ気持ちになってもらえたら」と話している。詳細は【URL】http://www1.c3-net.ne.jp/kaisongevol/へ。
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