絶妙なハーモニーを奏でる「二人音」
湘南八景自治会館（東朝比奈）で９月４日、56回目となる毎月恒例の金曜喫茶室が開かれ、地元住民ら60人以上が参加した。
今回の出演者は二胡と尺八のハーモニーを奏でる鎌倉市在住の夫婦デュオ「二人音」と東朝比奈在住の中島孝夫さん（72）。「金沢八景」の地名にゆかりの深い中国の心越禅師の漢詩と京極高門の和歌に節をつけ、二胡の伴奏で朗詠した。中島さんは「初めての試みだったので、緊張しました」と振り返る。漢詩や和歌に節をつける「譜付け」はすべて中島さんのオリジナルで、２００８年に改訂したという。演奏会では８景のうち、「洲崎の晴嵐」「瀬戸の秋月」「小泉の夜雨」「称名の晩鐘」の４景が吟じられた。
中島さんは「この演奏会を通して、自治会の名前でもある『八景』がどういう由来でついたか、地域の皆さまに今一度、歴史を再認識していただければ」と話した。
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