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公開日:2024.05.30

境之谷公園
「みどりの愛護」功労者に
約半世紀、美化に尽力

  • 境之谷公園で活動する会員ら

  • 花苗を植え付け

 緑化推進や花と緑の愛護に顕著な功績のあった民間団体を表彰する第35回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰で、西区の境之谷公園愛護会(池田弘喜会長・78)が受賞した。全国で97団体が受賞し、うち横浜市内は4団体。6月1日に和歌山県で開かれる「みどりの愛護」のつどいで、表彰される。

 境之谷公園愛護会は1976年4月から活動を開始し、半世紀近くにわたり公園管理に携わってきた。これまで2014年に横浜市公園愛護会表彰、16年に横浜環境行動賞、18年に神奈川県防犯功労表彰など数々の表彰を受けている。日常の公園管理や春・秋の花苗の植え付けなどを行い、公園利用者の目を楽しませている。

 また、地元町内会の納涼祭やキャンプ、焼き芋大会、防犯パトロールなど、地域の様々な行事に対し積極的な支援も。住民同士のふれあいを通して、ごみの持ち帰りなどマナー向上にも大きく寄与しているという。決まった活動日はなく、近隣に住む会員が気づいた時に水をあげたり、草むしりをしたりして、手入れを行う。

 20年以上、同愛護会で活動する池田会長は「地域の方が花を見て、『きれいだね』と喜んでいただけることが嬉しい」と話す。現在、力をいれているのがアジサイの栽培。昨年は70本以上の挿し木を植えた。「アジサイ公園にしたいんです」と笑顔を見せる。

 5月23日は会員8人が参加し、花壇にセンニチコウやサルビア、マリーゴールドなど色とりどりの花苗を植えた。

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