挨拶する吉野理事長（右）鈴木監督は涙で１年を振り返った
ＮＰＯ法人ＹＳＣＣ２０１２シーズン報告会が11月29日、中区のホテルモントレ横浜で行われた。
今季からサッカーＪＦＬ（日本フットボールリーグ）に参戦したＹＳＣＣトップチームは、15勝４分け13敗の成績を残して６位に入ったほか、エースの辻正男選手が得点王（20点）に輝くなど、Ｊリーグ準加盟クラブや企業チーム主体の同リーグにあって、その活躍は大きな話題となった。
当日は選手、スタッフをはじめスポンサーなど約１００人が参加し交流を深めた。吉野次郎理事長は「サポーターや子どもたちに夢と希望を与えることができた１年だったと思う。これもクラブの活動を深く理解し、応援して下さった皆さんのおかげ」と挨拶。また鈴木陽平監督は「リーグ最低レベルの練習環境に言い訳せず戦ってくれた選手を誇りに思う」と話した。今季で現役引退を表明しており、選手生活を振り返って「つらい思い出ばかりだが、昇格を決めた試合や今シーズン最終節後の胴上げなどは一生忘れないと思う」と話すと、感極まり声を詰まらせる場面もあった。
見事得点王となった辻選手は「チームメイトやスタッフ、勤務先、家族など周囲の支えに感謝を感じながらの１年だった。手応えもあるがもっと上を目指したい」と話していた。
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