(公財)横浜市芸術文化振興財団の理事長に6月26日、元文化庁長官の近藤誠一氏(72)が就任した。また専務理事には同財団常務理事の恵良隆二氏が就いた。
7月20日には林文子市長を近藤新理事長が恵良専務らとともに表敬訪問。林市長は、ダンスや演劇に理解のある近藤氏の理事長就任を歓迎した。近藤氏は都内からもアクセスのよい「横浜みなとみらいホール」を例に、文化芸術に関する横浜市のインフラ整備を評価した。林市長は市独自の大型の劇場整備を検討していることも説明していた。
近藤氏は外務省出身。在米国日本大使館公使、OECD事務次長などを経てユネスコ大使、駐デンマーク大使を歴任。2010年から13年まで文化庁長官を務めた。専務理事の恵良氏は三菱地所(株)出身でみなとみらい事業やランドマークタワー計画などに携わる。16年から同財団常務理事。
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