南神大寺小学校の創立50周年記念事業実行委員長を務めた 小谷野 貴弘さん 神大寺在住 42歳
新たな1年へバトン繋ぐ
○…「47・48・49・50!」。校長の掛け声に合わせて児童たちが手放した色とりどりの風船は、大きな塊になって大空へと飛び立っていった。約1年間に渡る実行委員長の締めくくりとなったその瞬間を「児童みんなが叫んで感動してくれたうれしさでいっぱいでしたし、また新しい51年目が始まるんだと気持ちを新たにしました」と振り返る。
○…前PTA会長として昨年1月、周年記念事業の実行委員長に就いた。学校事業に地域が携わる地域協働本部「スマイルみなかん」の立ち上げや、校舎中庭の整備事業など、翌年度以降にも続けていきたい”レガシー”も多く残した。中でも中庭の整備は当時区内に店舗のあったサカタのタネに直談判し、協力を仰ぐなど奮闘。「うちの子は来てくれませんでした…」と苦笑いするも、オープンチャットを活用し、みんなで力を合わせる事業を目指した。
○…茨城県出身。大学時代に横浜に移り、卒業後は旅行会社に就職。結婚を経て3人目の子が生まれたのを機に、転勤がない職場を望み横浜市役所の職員に転身した。交通局一筋で、ぶらり三渓園BUSや連接バスのベイサイドブルーなど市営バスの観光路線新設に携わる。本業と学校事業で「変わらない」と話すのが、安全への意識。「交通局で働く以上、切っても切り離せないもの。学校行事でも『子どもたちの安全に支障はないか』というのを第一に考えるのが染みついた」
○…神大寺に住んで10年。「人が温かくて協力的。地域で子どもを育てる思いが強いと感じる」と話す。松本中のPTA会長も務めているが、来年の長男の卒業に合わせて退任予定。「ひと段落したら子どもと始めた空手を再開したいな」とつぶやいた。
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