4月に神奈川図書館の館長に就任した 嶋崎 孝浩さん 立町在勤 60歳
新たな世界に”トラ”イ
○…市の職員として図書館や教育分野に携わるのが今回が初めて。「子どもから高齢者まで、多世代がほっこりできるような地域の憩いの場にしていきたい」と新天地での意気込みを語る。こちらも初の勤務となる神奈川区は、都市部もありながら落ち着いた雰囲気と語る。図書館周辺の桜も赴任に合わせるかのように満開に。「とても雰囲気のいいエリア。これから色んな場所を巡ってみたい」と微笑む。
○…福祉保健センター長や区役所、経済局などを歴任。様々な分野、エリアで活躍してきた。1995年、港北区役所で防災担当をしていた時には、阪神淡路大震災を経験。全国的に防災体制を見直す契機となった震災で、自身も区内での広域避難所の整備などに奔走した。経済局に異動した際には、リーマンショックに直面。「当時は斎藤佑樹投手の『持ってる男』が流行語だったが、私自身は『持ってくる男』だなと」と苦笑いを浮かべる。
○…都内で生まれ育ったが、生粋の阪神タイガースのファン。「姉の影響で見始めて、気づけば自分が一番熱中していた。伝説の三者連続ホームランはやっぱり印象的」と猛虎魂を覗かせる。妻はベイスターズ、二人娘はライオンズとホークスのファン。現在も続く毎年恒例の家族旅行でも宮崎や沖縄のキャンプに足を運ぶほどの熱心さ。「テレビのチャンネルも争奪戦で」とはにかむ。
○…図書館の運営に「利用者にとって居心地がいい場所にするには、職員が楽しく働けることも重要な要素」と思いを口にする。「未経験の世界だからこそ見えることもある。良いところは継続しながら、できるところは改善して、誰もが笑顔で過ごせる居場所にしたい」と力を込める。
|
|
|
|
|
|