赤毛のアンやキャプテン翼で声優を務め、今年の声優アワードで功労賞を受賞した 山田 栄子さん 大口仲町在住
声は何者にもなれる魔法
○…『赤毛のアン』の主人公アンや『キャプテン翼』の岬太郎など、数々の作品に参加。2000年にガンの手術を受け、家族との時間を優先し一度引退。再発の心配や子育ても落ち着き10年後に再び声の世界へ。今春には、その年で最も印象に残る声優や作品を表彰する声優アワードで功労賞も受賞した。「幼い少女からおじいさんまで、誰にでもなれるのが声優の魅力」と語る。
○…捜真女学校に通っていた中学時代、シンデレラのドレス姿に憧れて演劇部へ。「身長が高いから男役が多くて。ドレスとは無縁だった」と微笑む。ものづくりも好きで舞台装置や衣装も担当。大会前はこっそり夜の学校に忍び込んで装置の準備をし、「もう時効だから大丈夫かな」と懐かしむ。専門学校を経て劇団に所属。先輩の勧めでアンのオーディションに参加し、自身でも驚きの合格で声優業をスタートした。初めての挑戦に苦労し、アニメの編集現場に行って助言をもらうことも。「感情とそれに合った声の出し方など、今にもつながる大切なことを学べた」
○…大口台小学校出身で、大口公園が遊び場。当時はサーカス小屋や紙芝居を楽しみに足を運んだ場所は、時が流れて3人の我が子とも遊んだ思い出の地だ。スキーやサーフィン、キャンプなどアウトドア派。現在は、3歳の孫とのハイキングが一番の癒しだ。「大きくなったら孫ともスキーがしたいな」と優しい表情を浮かべる。
○…7月には、赤毛のアンの世界を再現した北海道のカナディアンワールドで「語りと音楽のつどい」を開催する。「初めての役が今もなお続いているのは縁を感じる。出会いに感謝しながら、これからも楽しく仕事を続けていきたい」と少女のような笑顔を見せる。
〈神奈川県後期高齢者医療広域連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
<PR>
|
|
|
|
|
|