(社)神奈川県宅地建物取引業協会川崎南支部長に6月1日付で就任した 佐田 哲男さん 中原区木月在住 74歳
真面目にコツコツが信条
○…不動産会社の経営者で構成され、業界の健全な発展や安全な取引を目指し活動する(社)神奈川県宅地建物取引業協会。6月から川崎区全域と幸区の一部の約220社が加盟する川崎南支部のまとめ役となった。12年間、副支部長として会を下支えし、前支部長らから「そろそろ佐田さん」との後押しを受けて大役を引き受けた。年内の公益法人化移行を目指す重要な節目での就任。「まずは財務の透明度をいっそう上げるための整備に力を注ぎたい」と力を込める。
○…山口県出身。大学卒業後、旧日本鋼管(現JFEスチール(株))に就職。約25年間鉄鋼業界に身をおいたが「新しいことにチャレンジしたい」と50歳手前で以前から興味を持っていた不動産業界に飛び込んだ。昼は、知り合いの不動産屋で働き、夜は寝る間も惜しんで勉強した。そんな努力が実を結び、1回目の試験で宅建の資格を取得。22年前から川崎区貝塚に念願の個人事務所「ダン・リビング」を構えた。このときの経験から「真面目にコツコツとやっていく大切さを学んだ。今でも自分のモットーになっている」と笑顔で話す。
○…写真撮影が趣味。主に夫人との旅先で、風景を撮影している。お気に入りの場所は富士山。これまで何度も撮影に訪れている。写真の魅力を聞くと「二度と同じ風景を撮ることができないし、同じ場所でもいつも違う表情をみせるから。その感覚がすごく楽しいね」。照れくさそうに語るのが印象的だ。
○…協会の市民向け事業として毎年秋に川崎駅地下街アゼリアで宅建フェアを実施するほか、「リフォーム」や「借地借家」に関するトラブルの相談、さらには「グリーン&クリーンアクション」と名付けた緑化活動では花苗の配布するなど活動の幅は広い。「社会活動を通じて、地域の方に少しでも喜ばれる支部にしたい」と語る。今後も会員の先頭に立ち、地域に根ざした活動を推進していく。
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9月20日
9月13日