神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
さがみはら緑区版 公開:2011年11月10日 エリアトップへ

このほど結成された「長竹災害時支援隊」の隊長を務める 伊藤 礼治さん 緑区長竹在住 62歳

公開:2011年11月10日

  • LINE
  • hatena

地域の防災は自分たちで

 ○…「できるまでに3年半。感無量です。和ひとつ。地域を守るという思いでいっぱいでした」。自治会長の命で『長竹災害時支援隊』の草案から、地域住民への説明、消防署などへの折衝などを率先して行った。隊の隊長に就任し、自治会員150人以上が参加する隊をまとめていく。「『まだ入りたい』という人がいたり、『隊ができてよかった』と言ってもらえて嬉しいですよね」と顔をほころばせる。

 ○…若い頃から地元で板金業を営む。当時、自営業者は消防団に入ることが必然だった。当たり前のように消防団員となり、街の防災活動に取り組んできた。相模原市と旧4町の合併時には、相模原市・津久井消防団の消防団長も務めた。そうした経歴が、今回の支援隊発足の原動力になった。「経験はある。火災時にはどうしたらいいか指導もできると思う。消防団、自主防災部と3本の矢で協力して活動していきたいですね」と意気込みを語る。

 ○…そもそも今回の支援隊の結成は消防団の支援が目的だった。「今は昔に比べて消防団のなり手が少ない」と視線を落とす。現役だった頃は、団員が多く、活気に溢れていたという。火災時には最前線で消火活動を行うこともしばしば。10年程前の南山での山林火災では、分団長として3日間消火活動にあたり、山の上で指揮をとった。「水が足りなくてね。消火できるか不安だった」と当時を振り返り、「今は消防署の消防力もあがり、団の活動も予防警戒が強くなっている。時代の流れだよ」と話す。

 ○…趣味は、花火づくり。花火製造の資格をもち、夏の相模川花火大会では自身が作った花火も打ち上げているそう。「打ち上げのタイミングとか考えていると楽しいよ」と笑顔で話す。支援隊が結成できたことで花火のことも考えられるようになったとか。「でも支援隊の来年に向けた活動のことを考えないと」。街の防災は自分たちで。隊の最前線で地域を引っ張っていく。
 

さがみはら緑区版の人物風土記最新6

東 正充(あずま まさみ)さん

相模原商工会議所青年部(相模原YEG)の第28代会長に就任した

東 正充(あずま まさみ)さん

南区在住 42歳

5月2日

原 幸治さん

橋本図書館の館長を4月1日から務める

原 幸治さん

中央区在住 56歳

4月25日

椎橋 薫さん

緑区長に4月1日に就任した

椎橋 薫さん

中央区在住 57歳

4月18日

金成 保廣さん

第14代相模原北警察署の署長に3月19日付で就任した

金成 保廣さん

相模原市在住 59歳

4月11日

黒沢 愼五さん

さがみはら介護支援専門員の会の代表を務める

黒沢 愼五さん

相模原市勤務 43歳

4月4日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

3月28日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月6日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook