相模原市議会・新議長 須田 毅(たけし)さん 南区若松在住 71歳
滅私奉公(めっしほうこう) 開かれた議会へ
◯…市会議員全員の指名推薦を受けた。「大変光栄なこと。重責と感じている」。市議として現在3期目。モットーは”真実一路”。「今まで以上に誠心誠意に。議会の円滑な運営。責任を全うしたい」。一際(ひときわ)顔が引き締まる。議会基本条例の制定をはじめ、”開かれた議会”にむけ、大所帯の舵をとる。「こちらから市民の皆様へ積極的に情報提供していかないと」
◯…4人兄弟の次男として長野県長野市に生まれる。長野には県をあげて学力向上に取り組む教育職能団体、信濃教育会がある。「世に出て恥のないようにと。しっかり勉強を教えてもらいました」。出身の長野高等学校は猪瀬直樹・東京都知事や、相模原市副市長も輩出している。そして上京し、東京電機大学工学部へ。卒業後は菱電商事株式会社に入社。27歳の時、兄の住んでいた相模原へ。
◯…37年間、セールスエンジニアとして勤めあげた。全国の一次産業の事業者に換気システムを売り込む仕事。ある養鶏場にそのシステムを紹介した。「導入すれば鶏が元気に育つ」。鶏肉の生産が安定し、日本でチキンナゲットが流通するきっかけに。「失敗は一度もなかった。農家のみなさんから『先生、先生』と言われた。そしたら、後で本当に『先生』(議員)になっちゃいました」。
◯…保育園、老人ホームが新しくでき、多くの市民が救われる。道がつながり交通渋滞が緩和される。そんな「達成感」が政治家のやりがいだそう。趣味は父親譲りの尺八。「吹いて吹いて50年ですね」。1曲約10分。とてもいいストレス解消になるそうだ。16年間、地元の自治会長を務め、定年退職後、”地域の皆様”が市議へ後押し。61歳での初挑戦は今でも鮮明に覚えている。座右の銘は滅私奉公。長男、長女、次男とも家庭を持ち、4人の孫に恵まれている。
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