2月22日に開催されたイベント「緑区地域デビュー」の実行委員長を務めた 二宮 利明さん 町屋在住 59歳
夢は「緑区の世界デビュー」
○…子どもの頃に持っていた夢は、大人になるにつれ、実現できずに忘れたり、諦めたりしていく。大人になればなるほど地域に溶け込むのも難しくなっていく。「人生のセカンドステージに、もう一度夢を持ちましょうと伝えたくて」。緑区内で活動する団体やサークルなどを、定年を迎えた人たちに紹介する区内初のイベント「緑区地域デビュー」を企画、実行委員長を務めた。「今後、地域に出たり、忘れていた夢の実現のための動機づけになってくれれば」と振り返る。
○…「会社のマネージメントに携わってきた経験が何かの役に立つかもしれない」。定年を間近に控え、地域との関わりを考え始めた。2010年7月から2年間、第1期の緑区区民会議に参加。メンバーの一人として区ビジョンの策定に携わった。その中で掲げられた”次代における地域の担い手の育成”を実行すべく、持ち前のポジティブさ、トライ&エラーの精神で何かできないかと思案した。
○…「これから地域デビューを考えている人の気持ちをくすぐるようなイベントをやってみたい」。区役所に相談し、区民会議から離れていた昨年、実現へ動き出した。実行委員を募り、メンバーと共に準備を進めた。「一人でやるよりも、仲間と集まってやる方が楽しいし、誰かの夢を実現できる手助けができるかもしれないですから」。自分の経験や知識を地域の力や活力に。そんなネットワーク、コミュニティづくりの場となるイベントの開催に辿り着いた。
○…モットーは「その場で最良のことをやる」。新しい物を見に行くのが好きで外に出ることが多い。知らないことがあるのが嫌だという”知りたがり”の性格で、常に好奇心を持ち続け「なんで」「どうして」と言い続けて考えていきたいという。今の夢は”緑区の世界デビュー”。「潜在的な自然環境が緑区にはまだある。それを世のマーケットにデビューさせたいですね」