相模原市とJR東日本は7月2日、JR橋本駅改札外の自由通路で、採り立ての農産物を販売する「橋本マルシェ(市)」を開催した。駅を利用する通行客からも好評で、JR東日本では、今後毎週水曜日に定期開催していく意向だ。
市は相模原の農産物のブランド力を向上させ、地域農業の活性化と地産地消を推進しようと、2002年に市民からの公募で統一ブランド「さがみはらのめぐみ」を立ち上げた。翌年には生産者、流通・小売業者、消費者、行政などが連携して「さがみはら農産物ブランド協議会」を設立。地場産の農産物にマーク表示することにより他商品との差別化を図る他、スーパーでのPR販売など、積極的な活動を実施している。
一方、JR東日本横浜支社は、沿線活性化の一環として、地域と一体となった様々な取り組みを実施。横浜市と地産地消に関する協定を締結し、昨年9月からJR鴨居駅で定期的に「マルシェ」を開催している。それが好評だったことから、農業分野の取り組みに力を入れる相模原市とも協議を進め、今春に横浜線と相模線が乗り入れる「橋本駅」でのマルシェの開催を打診。市はこの提案を受けて、JA相模原市に販売を委託して今回の開催となった。
2日は午前11時から、市内の畑で朝に収穫したばかりのインゲン、ジャガイモ、ネギ、タマネギ、キュウリ、とうもろこし、ヒラインゲン、鶏卵を販売。買い物客から「新鮮で安心して買える」「地元の野菜をもっと食べていきたい」などの感想があがり、当初予定していた午後3時より早い、1時半には全商品が売り切れた。JR東日本では「予想以上の反響でした。天候や収穫量により開催日時の変更や中止はありますが、毎週水曜日の午前11時から同様の市を開催していきたい」と今後に期待を示した。
市農政課は「駅という大勢の人が集まる場所での開催はさがみはらの農産物を知ってもらうのに効果が高いと思いますし、新鮮なものを市民の皆様に食べてもらいたい」と話している。
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