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公益社団法人相模原青年会議所の第50代理事長に就任した 佐藤 匠さん 中央区矢部在住 39歳

公開:2015年1月8日

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夢溢れる街へ挑む大舞台

 ○…相模原青年会議所(以下相模原JC)の第50代理事長に1月1日付で就任した。6月には歴代のOBらが集う相模原JC50周年式典、9月には県内21の青年会議所が一堂に集結する神奈川ブロック大会の市内開催という大舞台を控える。大役を前に重みを感じつつも、「市を盛り上げる絶好の機会」と意気込む。今年のスローガンは「『夢あふれるまち』の創造〜心ふるわす行動で未来へつなぐ〜」に定めた。補給廠の一部返還など相模原を取り巻く状況が変化する今、明るい未来へ向けた施策や行動に全力を尽くす。

 ○…相模原JCに入会し今年で11年目。年々活動を重ねる中で、一から事業を成し遂げる達成感と、地元を盛り上げる魅力に惹かれた。忘れられないのは、震災の時の仲間の優しさ。上部団体の日本青年会議所へ出向し、第一子が誕生したばかりのときのこと。「水は大丈夫かい」「ミルクは足りているか」など、全国の仲間からメッセージが届いた。「涙が出るほど嬉しかった」と頬を緩める。

 ○…求人情報紙などを発行するラポート企画で代表を務める。社名の「ラポート」はフランス語で「信頼」の意味。お客様の声を大切にした地域密着の姿勢を貫いている。プライベートでは、3歳と11カ月の男の子のパパ。趣味は国内旅行で全国を巡ること。「仕事柄、旅先でもつい看板など広告に目がいきます」と笑った。

 ○…圏央道開通、リニア停車駅の決定など、相模原は交通網に恵まれた。一方、ハード面が良いだけでは街の発展は不十分。大切なのは、そこで暮らす一人ひとりが地域に関心を持つこと。「地元をこうしたい」と考える人が増えることが重要だという。「活動を通して地域を盛り上げることで、多くの人が相模原の未来を見つめるきっかけになれば」。50周年にブロック大会。相模原を内外にPRする絶好の場に向け協議は進むが、「具体的な中身はまだ内緒です」とほほ笑んだ。

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