橋本七夕まつり実行委員会で事務局次長を務める 工藤元（げん）さん 下九沢在住 43歳
まつりを支える「つながり」
○…市内屈指の規模を誇る「橋本七夕まつり」。その実行委員会で事務局次長を務めて３年目。それぞれ役割を持つ各部会のサポート役として、７ある全ての部会に顔を出している。「今年は例年よりも順調に準備が進んでいます」と周囲からの期待に笑顔で応える。
○…南橋本出身で、子どもの頃から七夕まつりが年に１度の楽しみだった。「親と一緒に遊びにきて、とても賑やかだった印象が強い」と振り返る。５年前、まつりへ出店する際に実行委員会の手伝いをして、裏で働いている実行委員が大変な思いをしながらまつりを作り上げていることに気付いた。以降、実行委員会に参加。今では年間を通して、七夕まつりのことを考えている。「もうすでに来年のまつりでやりたいことを考えていますよ」。常に動き回る立場として忙しい毎日を送るが、当日来場した子どもたちの笑顔を見ると「頑張ってきてよかった」と実感する。
○…戦隊ごっこや川遊びなど活発に過ごしていた少年時代。体を動かすことが大好きで20歳のときはスタントマンとしても活躍した。現在は飲食店等を経営する会社の代表取締役。実行委委員に加えて、ボクシング選手の後援会長を務めるなど活動も幅広い。「求められると応えたくなってしまう。さまざまな活動ができるのは家族と従業員の協力のおかげ」。休日は小さい娘二人と遊ぶのが日課。「夏は庭でビニールプール遊びをよくします」と笑って話す子煩悩な一面も。
○…大事にしていることは「人とのつながり」。「毎日のように新しい出会いがあって、その度にいろんな考え方に触れられる」。実行委員としても、伝統を次につなげるために次世代育成に力を注ぎ、小・中学校等への声掛けも積極的に行う。「若い世代との『つながり』が、七夕まつりの未来への『広がり』となる。地域のみんなで築き上げるお祭りにしていきたい」と思いを込めた。
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