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プロ野球ドラフト会議でオリックスから1位指名された 吉田 正尚(まさたか)さん 青山学院大学4年 22歳

公開:2015年11月5日

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球界で「唯一無二」の存在へ

 ○…「まさか1位とは思わなかった」。そんな謙虚な言葉とは裏腹に、表情は自信に溢れる。「大学屈指の強打者」と呼ばれ、今年は日本代表で4番に座った。8月に行われた高校日本代表との壮行試合では2打席連続ホームランを放ってスカウトへ強烈な印象を残し、プロ入りへの手応えを掴んだ。1位指名の報道直後から携帯が鳴り止まず、250通ものメールが届いた。お祝いムードの中でも「1位指名は光栄なこと。ただ、入団してからが勝負」と浮かれた様子はない。

 ○…生まれは福井県。兄の影響で小学1年から白球を追いかけた。甲子園常連校・敦賀気比高校へ進学すると、1年からレギュラーに定着。2年春には甲子園に出場するなどプロへの階段を一歩ずつ登っていたが、2年秋の大会で大きな挫折を味わう。当時金沢高校のエースだった釜田佳直投手(現・楽天)に完全に封じ込められ、力のなさを実感。目標の舞台へ立つため、大学4年間で鍛え直すことを決意する。自慢の打撃力を強化するため積極的に筋力トレーニングに励み、体重は高校時代から10kg増加。他を圧倒するパワーと技術を身に付け、大学球界を代表する打者へと成長した。

 ○…高校、大学と7年間寮生活をしながら大好きな野球に打ち込んだ。そんな日々を陰ながら支えたのは離れて暮らす両親だった。重要な試合には福井から駆けつけ、スタンドから声援を送ってくれた。「色々な面で両親には負担を掛けた。これからは結果で恩返ししたい」と親孝行を誓う。

 ○…1年目の目標として、新人王や具体的な数字を挙げる選手が多い中、「まずはプロの世界に慣れたい」とマイペースを貫く。特定の選手を目標とせず、「理想は息の長い活躍をし、コンスタントに好成績を残せる選手。そして、球界を代表する選手になりたい」とまっすぐ前を見つめる。他の誰でもない、自らが描く理想像を追い求め、憧れの舞台へ挑む。

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