神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

相模原北消防署の署長に就任した 鈴木 英也さん 中央区星が丘在住 58歳

公開:2016年5月5日

  • LINE
  • hatena

住民を守る「人情家」

 ○…都市化が進む橋本地区や、豊かな自然が残る大沢・城山地区を管轄する相模原北消防署。「地域の特性に応じて、様々な災害が考えられる。署員126人が一致団結し、住民を守っていけるようまとめあげたい」と意気込みを語った。

 〇…1976年に入局。自宅の近くで土砂災害が起きた時、駆け付けた消防隊員の姿を見て、「自分も人の役に立つ仕事に就きたい」と消防士を志した。20、30代前半は消防隊や救急隊として現場で活躍。その後は市消防局警防課装備係として、救助車や資機材の手配に従事。全国初となる新しいタイプのはしご車の導入にも携わった。その後も市防災協会事務局次長や市内の分署長などを歴任。消防職員によるボランティアとして、介護施設で人情芝居を披露したことも。「国定忠治」役を演じ、「火の用心」を合わせて訴えかけた。

 〇…青野原出身。「子どもの頃は川でよく遊んだ記憶がありますね」。中学校から始めた野球は今でも続けており、同局のシルバーチームで軟式野球、自治会でソフトボールを行っている。また「生涯現役でいたい」とフィットネスジムで体を鍛えている。汗をかいたあとのサウナと風呂は格別だという。2歳になる孫と会うのが何よりも楽しみ。「無邪気で癒されます。男の子なので大きくなったらキャッチボールをしたい」

 〇…先月発生した熊本地震は震度7の大きな揺れが2度も起きるという想定外のケース。「もし市内で同じような地震が起きた場合の対策を、市や警察、消防団と連携し考える必要がある」。今後は救急車の適正利用の啓発と、橋本駅開発における火災予防対策を重点的に取り組んでいく。仕事で常に意識してきたことは「人情を持った対応」だ。「多くの人に支えられて今の自分がある。『情けは人の為ならず』。自分本位ではなく、困っている人の立場で接するよう心掛けます」。その語り口に、災害に立ち向かう強さを感じた。

さがみはら緑区版の人物風土記最新6

東 正充(あずま まさみ)さん

相模原商工会議所青年部(相模原YEG)の第28代会長に就任した

東 正充(あずま まさみ)さん

南区在住 42歳

5月2日

原 幸治さん

橋本図書館の館長を4月1日から務める

原 幸治さん

中央区在住 56歳

4月25日

椎橋 薫さん

緑区長に4月1日に就任した

椎橋 薫さん

中央区在住 57歳

4月18日

金成 保廣さん

第14代相模原北警察署の署長に3月19日付で就任した

金成 保廣さん

相模原市在住 59歳

4月11日

黒沢 愼五さん

さがみはら介護支援専門員の会の代表を務める

黒沢 愼五さん

相模原市勤務 43歳

4月4日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

3月28日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月2日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook