さがみはら緑区版 掲載号:2019年1月1日号 エリアトップへ

JAXA准教授で、小惑星探査機「はやぶさ2」のプロジェクトマネージャを務める 津田 雄一さん 市内在住 43歳

掲載号:2019年1月1日号

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終わらない宇宙への挑戦

 ○…人類未踏の小惑星リュウグウに到着した「はやぶさ2」。サンプルを採取して持ち帰るミッションに挑んでおり、成功すれば太陽系や生命の起源をひも解く鍵を握る。世界中の注目を集めるこの一大プロジェクトで、総責任者を務める。大きな期待と重圧がかかるが「誰もやったことのない挑戦ができ、技術者冥利に尽きる」と目を輝かせる。

 ○…小学1年時に訪れたアメリカのケネディ宇宙センターのスケールに圧倒され、宇宙のとりこに。身近な宇宙科学研究所の存在も、「いつか宇宙開発に関わりたい」という少年の夢を後押しした。大学で宇宙工学を研究後、大学院時代にはカメラを搭載した小型の人工衛星を製造。初めて作った人工衛星が撮影した地球の写真を見たときの喜びは今も忘れない。卒業後は念願のJAXAに就職。初代はやぶさの開発に携わった後、はやぶさ2の設計主任を経て総責任者に抜てきされた。

 ○…幼い頃の思い出の場所は相模原公園と麻溝公園。3人の子の父となった今もよく訪れ、「へとへとになる」まで一緒に遊んでいる。小学5年の長女には研究開発の悩みを打ち明けることも。「幼い頃からはやぶさを知っているからか、仕事について一番理解してくれている」とはにかむ。

 ○…初代はやぶさプロジェクトの頃。そこには、どんなトラブルにも粘り強く挑む先輩研究者の姿があり、「決して諦めない」技術者精神を学んだ。この精神は、はやぶさ2プロジェクトを進める上での自身の根幹になっている。「ロケットに憧れてこの仕事に就いた。今は楽しくて仕方がない。大人が真面目に宇宙を探求する姿を相模原の子どもたちにも見てもらいたい」。少年の頃の気持ちのまま、はやぶさ2とともに人知を超える宇宙への冒険を続けていく。

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