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コカリナ愛好家 青根の子に元気届けたい 焼失後の交流から音楽祭

文化

掲載号:2019年4月25日号

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 青根の子どもたちに癒しの音色と木のぬくもりを―。来年4月、青野原小学校と統合し廃校となる青根小学校の児童に「コカリナで元気を届けたい」と、青根コカリナアンサンブル(山梨喜正代表)が企画した「青根コカリナのつどい」(市教育委員会、青根地域振興協議会、日本コカリナ協会後援)が5月11日(土)、青根小・中学校体育館で開催される。

 コカリナは、奏者の第一人者として活躍する黒坂黒太郎氏が、ハンガリーの民族楽器を基に改良した、オカリナに似た木製の楽器。今では全国に数万の愛好家がいると言われ、木の優しい音色を持ち、自然環境を守るシンボル的な楽器としても大きな注目を浴びている。

 2016年4月。県内に唯一現存していた青根小学校の木造校舎が火事で焼失―。このことを聞き付けた黒坂氏はすぐに青根を訪問。生まれ故郷である長野県上田市の小学校が同じように火事にあった時、焼失した校舎の木材をコカリナに蘇らせた経験があった氏に賛同する地元のコカリナ愛好家が、同年夏に「青根小学校コカリナ応援団」を立ち上げた。そして同団が中心となって全国の愛好家らから寄付を募り、地元住民の協力を得て、焼失した校舎の廃材からコカリナを製作。青根小中の子どもたちや教員に約50個を寄付した。

 寄付後には、応援団を中心に「青根コカリナアンサンブル」を結成。以降、青根で毎年行われている「道志川合唱祭」へ出演したり、コカリナの指導に青根小学校を訪れたりと地域と深く交流してきた。黒坂氏は、青根地区を訪問した際に、その雄大な自然に強く感銘を受け、青根をイメージした「青のワルツ」を作曲。今では氏の代表曲となり、多くのコカリナ愛好家にも演奏されている。

 青根地域振興協議会の関戸正文会長は、「愛好家の方々には様々な方面から協力いただき感謝している。地域とも良い交流が続いているので、児童が青野原小に通うようになっても交流を続けられるよう、地元も協力したい」と話す。

全国から100人集う

 5月11日のつどいには、世界各国で演奏会やコンサートを行っている黒坂黒太郎・矢口周美夫妻をはじめ、青根小の児童やコカリナを愛好する全国13団体・約100人が出演する。メインでは、児童が書いた詩を基に黒坂さんが歌詞をまとめた「青のワルツ」の歌も初披露される。同アンサンブルの山梨代表は「コカリナの音色はすばらしいので多くの方に来場いただきたい。また愛好家の間で『青のワルツ』は有名なので、曲が生まれた青根の風景を楽しみに集まる。児童に元気を届けるとともに地域振興にも協力できれば」と話した。

 午後1時開演、4時20分頃終演。入場無料。問合せは山梨さん【電話】042・782・4487へ。

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