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さがみはら緑区 人物風土記

公開日:2019.09.05

青根・青野原地区の鳥獣保護管理員として被害対策に尽力する
井上 克彦さん
牧野在住 60歳

  • 井上 克彦さん (写真1)

「鳥獣被害をなくしたい」

 ○…イノシシ、シカ、サルなどの被害が深刻な青根・青野原地区。「食べ物が豊富な人里に下りてきて、人を怖がらない鳥獣が増えている」と、農作物被害は特に深刻で、その対策は急務となっている。県から地区の管理員に任命されてから18年。様々な対策を行っているが、なかなか被害が減らないのが現状だ。「農家にとって被害は生活を脅かす重大な問題。難しい問題が山積みだが、少しでも役に立ちたい」

 ○…16人で現在狩猟を行う「青根猟友会」の会員としても、鳥獣駆除に奔走する。罠を仕掛ける猟の他、犬で鳥獣を追い込み、銃で仕留める猟は、根気のいるもので、後継者がいない苦労もある。「狩猟は規制も多く、銃が好きな人はクレー射撃などに流れる。狩猟は山が好きでないと続かない」と危機感を募らせる。

 ○…林業を営んでいた父親とともに1982年、青根に「うらたんざわ渓流釣場」を創業。道志川に清流を注ぐ「神の川」の最上流部にある1・5Kmにも及ぶ釣り場は、1年中、ニジマス・ヤマメ・イワナなどが釣れ、ファンの間では渓流釣りが楽しめる穴場として知られる。「青根の宝は澄んだ水。昔は恵まれた水のおかげで、田んぼも多く、美味しいきゅうりも栽培していた」と懐かしむ。

 ○…「戦後人工林が増え、山から食べ物が減った。その影響で最近は人里にクマが増えた」と、クマ被害にも警鐘を鳴らす。2012年11月には、数多くのクマ被害が見られ、仕掛けた檻に、97kgにもなるクマがかかったこともあった。絶滅危惧種であるクマはすぐに山に放されたが、翌日には畑に下りてきて作物を荒し、2度と檻に捕まることはなかった。「今年は山の作物が不作で、クマが人家に出没する可能性が高い。我々も気をつけねば」と話した。

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