もみじホール城山の２代目館長に就任した 小笹 時彦さん 座間市在住 ５９歳
地域内外に施設をアピール
○…この４月に、開館１周年を迎えた城山の文化施設「もみじホール城山」の２代目館長に就任した。これまで施設では、神奈川フィルの演奏会、名画上映、地元小学校と協働してのワークショップなど、様々なＰＲ活動を行ってきた。７月28日には音大から講師を招き「ベヒシュタイン」の魅力を伝える、演奏＆トークショーを企画する。「当館の特長は、なんと言っても、世界３大ピアノの１つに数えられるベヒシュタインの設置です。これを活かした周知を積極的に図っていきたい」と意気込みを語る。
○…「近隣住民への知名度は少しずつ浸透してきていますが、実際にホールに足を運んでくれる人はまだそんなに多くありません」と現在の課題を口にする。ピアノやダンス、合唱、民謡の発表会などで利用する団体も徐々に増えているものの、３００人収容可能なメインホールの稼働率は目標に届いていない。「８月末には施設のオープンデイを企画しています。様々な趣向を凝らしたお祭りみたいなイベントになると思うので、多くの人に施設の素晴らしさを体感してほしい」と来場を呼びかける。
○…長年、広告代理店で務め、主にマンションなど住宅関連の販売を手掛けてきた。これまでは、城山に訪れたことはほとんどなかったが、豊かな自然と人々の温かさの魅力にすぐにほれ込んだという。「これまでの仕事と、モノの魅力を発信して人を呼び込むという点は共通しています。近隣の橋本、津久井、相模湖などに素晴らしい施設がある中、特色を打ち出した戦略をたて、地域外からの集客を図っていきたいですね」
○…学生時代は山登りに熱中。富士山やアルプス山系など、国内の有名な山々は制覇した。趣味もゴルフ、テニス、読書、ギターと幅広い。「モットーは『過去は後悔しない』で、常に今が一番と思い、前向きに取り組んでいきたいと思っています。仕事もそうありたいですね」と目を輝かせた。
