「城山童謡を歌う会」の代表として童謡唱歌音楽講座を開催する 岩崎 峰子さん 若葉台在住 64歳
今も昔も続ける合唱生活
○…誰でも知っている童謡・唱歌のルーツや時代背景、歌詞の意味、作詞・作曲者の思いなどを学習しながら歌う「童謡唱歌音楽講座」を開催する「城山童謡を歌う会」の代表を務める。「中々知られていませんが『蛍の光』『蝶々』など、今歌われている童謡のほとんどは、明治以降に西洋から入ってきたものです」。毎月、第2水曜日に城山公民館で開催する講座には、毎回10人程が参加。約2時間、10曲程度を題材に学習し、楽しく歌っている。次回は11月13日午後1時半からを予定。「どんな歌でも、そこに込められた思いや背景を知ると、その歌がさらに好きになるものですよ」と笑顔で話す。
○…会の発足は10年ほど前。10年間は合唱サークルとして活動してきた。しかし昨年、音楽教諭で教科書の編修にも携わる滝本春夫さんと出会い、日本音楽の歴史を深く知る滝本さんに薫陶を受け講師を依頼。それから毎月、合唱だけでなく音楽講座を開くようになった。「日本で一番多く歌碑が建っているのは『夕焼けこやけ』」など、披露される豆識的な話題も、講座の人気の一つとなっている。
○…大学時代は合唱サークルに所属。「多くの人の声が一体となって、満足いくハーモニーを出せた時は何よりも嬉しい」と、合唱に魅せられていった。今では、大学のOB・OG合唱団、城山の女声合唱団「コール・アマービレ」、若葉台地区の混声合唱団「コンセール・アミ」と3つの団体に所属し、合唱漬けの日々を過ごす。「合唱は体力も必要です。体力を維持するため、週に3回はプールに通って1Kmを泳いでいます」と微笑む。
○…2人の息子は結婚して独立。女の子3人の孫を持つおばあちゃんでもある。その孫たちはすぐ近くに住み、良く遊びに来るという。「夫が孫を良く遊びに連れて行っていますが、私もその姿を見るのが嬉しいですね」と笑いながら話してくれた。