神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

4月から神奈川県タクシー協会相模支部相模原地区会の会長に就任した 大畠 雄作さん 南区御園在住 50歳

公開:2016年7月21日

  • LINE
  • hatena

時代を読み難題に挑む

 ○…所有車両約480台、相模原市内に拠点を置く18事業所を束ねるトップに就く。昨年まで、同地区会の事務局長を10年以上に渡り務めたこともあり、まとめ役には抵抗はなかったが、そこはやはり会長。「改めて身が引き締まる思いだった」。時代の変化に左右されやすいタクシー業界。進む先には人手不足など、一筋縄ではいかない難題が待ち構えるが「先輩方が培った伝統を生かしつつ、時代に即した事業を行い、課題を解決したい」と意欲を見せる。

 ○…前職はホテルマン。些細なミスも許されない厳しい職場で、サービス業の精神を叩き込まれた。大きな転機は、職場で出会った現在の夫人と結ばれたこと。結婚を機に夫人の父親が営むタクシー会社へと転身。当時は「サービス業としてのタクシー」という認識が薄く、乗客に対し横柄な態度を取る運転手も少なくなかったが、専務として根気強く社員を説得し、接客態度の改善に取り組んだ。転職から10年、社長に就任すると同時に同地区会に加入する。事務方として行政とのパイプ役を担い、タクシー乗り場のルール作りに奔走。誰もが心地よく利用できる環境を整備し、会を縁の下から支えた。

 ○…「仕事人」だった先代を見習い、ほぼ年中無休で働く。仕事を早く切り上げてたまに行うゴルフは束の間の休息。ただ、リフレッシュ目的で行くはずが、上手くいかないとストレスを募らせることも。「これじゃあ、仕事の方が落ち着くのかも」。こんなところまで先代に似ている。

 ○…タクシーはあれど、担い手がいない。そんな状況を案ずるほど、人手不足は深刻だ。そんな難題に対し「できる範囲で待遇面を改善する。その上で、業界のイメージアップに取り組んでいく」と、課題解決への確かな筋道を示す。トップとして、時代の流れを的確につかみ、押し寄せる荒波を乗り越えながら、会を牽引していく。

さがみはら緑区版の人物風土記最新6

原 幸治さん

橋本図書館の館長を4月1日から務める

原 幸治さん

中央区在住 56歳

4月25日

椎橋 薫さん

緑区長に4月1日に就任した

椎橋 薫さん

中央区在住 57歳

4月18日

金成 保廣さん

第14代相模原北警察署の署長に3月19日付で就任した

金成 保廣さん

相模原市在住 59歳

4月11日

黒沢 愼五さん

さがみはら介護支援専門員の会の代表を務める

黒沢 愼五さん

相模原市勤務 43歳

4月4日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

3月28日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

若手落語家として活躍する

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

3月21日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook