神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
さがみはら緑区版 公開:2021年11月18日 エリアトップへ

民生委員を21年間務め、2021年秋の褒章(藍綬)を受章した 天明(てんみょう) 信子さん 中央区相模原在住 77歳

公開:2021年11月18日

  • X
  • LINE
  • hatena

無我夢中で駆けた21年

 ○…「長いこと取り組んだからご褒美なのかな」と受章を振り返る。1999年から21年間、清新地区の民生・児童委員を務めてきた。最後の6年間は同委員の地区会長という重責を担い、生活相談など地域の悩める人々の「支え」となるために尽力した。

 ○…子どもたちのドッジボールチームの監督や育成会の会長など、以前から地域に根差した活動を率先して行ってきた。そんな活動が認められ、自治会から民生委員へ推薦。しかし、「当時は民生委員の活動内容はあまり知らなかったから戸惑った」と苦笑い。「それでも地域のためになれば」と快諾した。いざ始めてみると、仕事量が多く大変な思いをした。「1人暮らしの人を把握する業務のほかにも、人生相談の相手になったりもした」と当時の活動を回想する。多忙だったがやめたいと思ったことは無かった。「地域の役に立ちたいという一心で、無我夢中だった」

 ○…最近の楽しみは、毎月第一火曜日に地域のシニアらが集い交流する「いきいきサロン」で折り紙を折ること。「大作を作って見せ合うのが楽しい」と微笑む。

 ○…一番印象に残っているのは東日本大震災の時。住民の無事を確認するために3日間活動し続け、不安な気持ちに包まれる人々の心を励ました。毎日地域と接する中で考えるようになったのは「福祉」について。近年では高齢の親が子どもの生活を支える「5080問題」などの社会問題に心を痛めている。そのような状況に陥った時のために「支え合い」が大事だという。「困ったことがあれば周りにどんどん話してほしい。そして他人事だと考えず、福祉を勉強して理解を深めてほしい」。長年地域を支え続けた功労者は、力強い声で思いをこめた。

さがみはら緑区版の人物風土記最新6

原 幸治さん

橋本図書館の館長を4月1日から務める

原 幸治さん

中央区在住 56歳

4月25日

椎橋 薫さん

緑区長に4月1日に就任した

椎橋 薫さん

中央区在住 57歳

4月18日

金成 保廣さん

第14代相模原北警察署の署長に3月19日付で就任した

金成 保廣さん

相模原市在住 59歳

4月11日

黒沢 愼五さん

さがみはら介護支援専門員の会の代表を務める

黒沢 愼五さん

相模原市勤務 43歳

4月4日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

3月28日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

若手落語家として活躍する

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

3月21日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook