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多摩版 公開:2015年8月6日 エリアトップへ

桜ヶ丘商店会連合会の会長に就任した 三橋 誠さん 一ノ宮在住 48歳

公開:2015年8月6日

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活動の源は「地元愛」

 ○…6月に行われた聖蹟桜ヶ丘周辺の5商店会が集まって開催された総会で、2度目の会長就任が決まった。前回、会長になったのは4年前の東日本大震災直後。混乱が残る中での大任に、初めての経験。「何をやっていいかわからないままやっていましたね」と当時を振り返る。1期2年の任期を務めた後、2年の充電期間を経ての再任。「今回は若い人たちの意見を聞きながら、地域の伝統を活かして、商店会としての新しい道をつくっていきたい」と抱負を語る。

 ○…商店会を取り巻く環境は年々厳しくなっている。ここ最近で、30年以上続けていた商店が立て続けに閉店し、空き店舗が増えた。市外へ出ていく人も増えている。「良い街」という声がある一方で「魅力を感じない」という声もある。「寂しいですね。だからこそ『住んで良かった』『買い物に来て良かった』と言われるような自慢できる街にしたい」。簡単なようで難しいこの課題に向きあいながら、具体案を模索している。

 ○…家業は畳屋。南口商店会加盟店の中でも1960年創業と古く、その店を先代から継いだ。日本の伝統文化のひとつである畳の魅力を、今は触れることが少なくなった子どもたちに伝える活動を母校で行っている。消防団にも所属し、地域防災にも尽力する。家業、商店会、消防団。これらの活動で多忙な日々を送る。「家族には迷惑をかけているかな。でも人のため、地元のため。ひいては自分のためだから。だから多少の犠牲はしょうがないですよ」と照れながら笑う。

 ○…生まれも育ちも地元という生粋の多摩っ子。商店会の中には、幼い頃からの顔なじみがいる。「心強いですよ。だから会長もできるんです」とおどけながら、「1人では何もできない寂しがり屋なんで」と破顔する。「生まれ育った聖蹟の街が好きだから」。地元、故郷を商店会から元気に。地元愛が自身の活動の源になっている。

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