「多摩中学校地域学校協働本部」の代表を務める 塩田 明美さん 関戸在住
協働へ、さらなる一歩を
○…2011年から地域学校支援本部のコーディネーターを務め、現在は地域学校協働本部の代表を務める。今回、これまで行ってきた学校と家庭、地域との連携・協働の活動が評価され、文部科学大臣表彰を受賞した。「8年間の取り組みが評価されて嬉しい。関わってくれた方々の力があってのこと。みんなでいただいたものです」と笑顔を見せる。
○…学校と関わるきっかけは19年前。PTAの副会長を1年間、会長を2年間務めた。会長の時に、保護者の子育て相談のためにPTA室を開放するなど、保護者や子どもたちのために労を惜しまず奔走した。大変だったことも多かった。それでも走り続けたのは「子どもたちを守る」という一念だけだった。
○…学校評議員や学校連絡協議会委員と、長年学校に関わり続けてきた。かつての生徒たちが大人になり、地域との連携・協働の中で一緒に活動したり、卒業した子どもたちと街であって笑顔を見せてくれることが何よりの喜びだ。長年、コーディネーターのパートナーとして組んできた白男川ちさとさんをはじめ、多くの仲間に支えられて活動をしてきたことが誇り。「仲間ができたこと。思いを共有できる人がいることはありがたいですよ」と笑う。
○…もともと幼稚園や保育園で先生をやっていた経験もあり子どもが大好き。子どもたちを喜ばせるためのアイデアが次々と浮かぶ。「突っ走るタイプ。周りの人たちに本当に助けられている」と周囲への感謝を忘れない。今後の目標は後進の育成。「私の仕事は繋いでいくこと。第一歩を踏み出した協働に向けて、みんなを支えていきたい」。子どもを愛し、その豊富なアイデアでこれからも学校と家庭、地域を結ぶ活動は続く。
|
|
|
|
|
|