多摩青年会議所（JC）の理事長に就いた 西村 卓人さん 町田市在住 34歳
｢一歩後ろ」から熱く導く
○…１月就任。多摩の次世代を担うメンバーが集う団体の舵取りを任された。今年度のスローガンを「未来創造〜ライトに・明るく・人づくり〜」とし、異業種で活躍中の仲間と共に地域を盛りあげたいとする。普段は鶴牧にある保険会社に勤務。「ＪＣに加わり、街をいろんな角度からみることができるようになった。普段の仕事にも役立っています」。表情を崩しそう話す。
○…奈良県出身。友だちの一歩後ろにいて冷静にみんなを見渡す子--。自称「二番手役」、幼少の頃からの性分だ。ただ、積極的に前に出ないものの、「しっかりしているから」と周囲から自然とまとめ役を任されるのは昔から。しがらみを気にしないので誰とでも友だちになれるのも幼いころからの特性だが、「でも本当は人見知り。打ち解けるまで時間がかかるんです」と笑う。
○…一見、クールに見えるが熱い面も。大学時代、アルバイトでスイミングスクールのインストラクターを務めていた際は子どもから高齢者に熱血指導。自身も泳法などを学びながら指導にあたった経験をもつ。若くして営業所の所長となった今は仕事に没頭し、「お客さまのために何ができるか」と常に考える毎日だ。ストイックに物事にあたることは当然。元来の生真面目さがそうさせる。
○…この２年間、ＪＣとしての活動を十分に行えていない。今年こそは子どもたちの教育事業などを進めていきたい考えだ。一方でメンバーそれぞれのネットワークを使って市外から新たな仲間を加え、活動を充実させたいという思いもある。「多摩の内外へ活動を発信していき、地域を活気づけることができれば」。30代のリーダー。冷静に熱く、街を、メンバーを盛りあげる。
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