1月1日付けで「多摩青年会議所(多摩JC)」の理事長に就任した 遠藤 千尋さん 東寺方在住 39歳
JC復活へ、改革・挑戦
○…20歳から40歳までの青年経済人が集う奉仕団体「青年会議所(JC)」。多摩JC第43代理事長として掲げたスローガンは「多摩青年会議所は、地域社会を動かすインキュベーションセンター(孵化(ふか)装置)になる!」だ。NPOやサークルが増え、地域との関わり方が多様化してきた昨今。やる気があって行動を起こしたい若者の駆け込み寺になると同時に、まちづくりへのアイデアを孵化させる場所になるという思いが込められている。
○…1月1日現在の会員数は14人。年々その数は減少し、事業も縮小してきた。そうした課題から抜本的な改革を行い、復活に懸ける今年、「意識調査」「他団体と連携した例会」「目玉事業の創設」を事業の柱に掲げる。組織改善のためには数字が必要との考えから、早々に地域住民にJCの認知度や望む役割の意識調査を行う。加えて、月に一度の例会を他団体と連携して行うことで対外的にPRを行っていきたいという。「多摩JCは何をやっているところか、すぐにイメージしてもらえるような団体、選ばれる団体になっていきたい」と熱く語る。
○…学生時代に起業し、マーケティング、コンサルタント事業を手掛けてきた。その仕事で多摩に訪れ、アクセスの良さや緑の多さに惚れ、移り住んできた。友人を作るために、8年前に入会したのがJCだった。「全国組織だからどこに行っても人とつながることができるし、利害関係なく付き合える同年代の友人ができた」とJCの魅力を語る。
○…現在、市議会議員を務め、多忙を極める中、休みの日には登山やスキーに出かける。「成功の秘訣は成功するまで続けること」を信条に「高い目標を設定し常に追求していく肉食男子でありたい」と笑う。「理事長は経営者と一緒。エッジがないとダメ。JCという看板を活用し『やりすぎ』と言われる位挑戦していきたい」。その強い思いで今年のJCを牽引していく。
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