助走をつけてシュート練習する光景
２００１年から続いている湘南ベルマーレによる小学校体育巡回授業が今年も始まった。厚木市を含むホームタウンで行われているこの巡回授業は、サッカーを通じて協力する大切さや感謝する気持ちをはじめ、人間力の向上をねらいとしている。協賛はＪＡあつぎ。
５月10日に授業があった上依知小学校（関幸男校長）では、４年生50人が参加。授業前半にドリブルやパスの練習を行い、後半は色分けしたチームでサッカーの試合を行った。試合終了後の得点発表では、勝ち負けだけでなく、それぞれのチームへ向けて全員で労いの拍手を送る場面もあった。
この授業を受け、児童の１人は「サッカーは難しくてあまり上手くできなかったけど楽しかったし、諦めないで何でもチャレンジしていこうと思えた」と振り返った。
今回指導にあたったのはベルマーレフットボールアカデミーで普及コーチを務める勝部雅規さんと清水郷介さん。二人とも上依知小の児童について「問いかけに対して、リアクションが良く、素直で元気な印象を受けた」という。
今年で13年目を迎える小学校体育巡回授業は地域に浸透しており、授業を見に来る保護者の姿も見受けられた。この運動に対して同校の関校長は「毎年やってもらい、とてもありがたい。地域住民や保護者の方も参観されたり、地域のふれあいの場となるのも良いですね」と語った。
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